〈米どころ〉新潟県村上市高根集落
この集落のお米はなぜ美味しいのか。
地形、清水、寒暖差と、どれも美味しいお米を育てる条件がそろっています。
高根の棚田で育てられたお米は魚沼米にも勝る美味しいお米となります。
新潟県北部に位置する高根集落のお米は棚田で育てられます。
棚田は集落よりも300mほど標高が高く、その山々からは雲が湧き出ます。
棚田のある山の積雪は2~3mになるので冬は山に行けません。
森の奥はブナ林や広葉樹が広がり、雪解け水はお米を育てる清水になります。
先人は水源から棚田へ水を引くために何キロにもわたる水路を掘りました。
現在も水路は修繕をしながら大切に使っています。
管理は農家がチームになり、水路掃除や周りの草刈り、水の調整を行っているのです。
畔は草刈り機を使って行います。
棚田の畔は法面が広く、そして急勾配がキツいので体力を使う大変な作業の一つです。
5月に田植えをした小さい苗は、9月下旬ごろに収穫期を迎え、黄金の棚田が広がります。
多くの方に口にしてもらいたい高根の棚田米ですが、収量が少ないためスーパーなどでは流通できないのです。
高根のお米農家から直接買わないと味わえない希少なお米をご家庭でお楽しみください。
高根の農家一同
写真・映像・文:地域おこし協力隊 栗原